「未来のための大きな投資には痛みが伴う」とエディ・ジョーンズHC。ラグビー日本代表・欧州遠征の総括会見
「だから、私たちはここで未来のための大きな投資を行っている。次のワールドカップまでに、彼は40キャップを積み重ねている。時間がかかるということを理解して、私たちは将来のために多大な投資を行っている」。
「もちろん、皆さんは結果にがっかりしているでしょう。私もがっかりしている。ただ、私たちは未来に投資しなければならない。なぜなら、前回のワールドカップでは、日本代表が全チームの中で最年長チームだったから」。
「だから、チームを入れ替えなければならず、それには痛みが伴う。若い選手を起用することにも痛みが伴う。しかし、私たちはその痛みに耐えてプレーしている。それは未来への投資。私たちは未来のために大規模な投資を行っている」と理解を求めた。
今回の欧州遠征では、若い10番を起用せず、SO(スタンドオフ)立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)がケガした後は、CTB(センター)ニコラス・マッカラン(トヨタヴェルヴリッツ)を急遽、SOとして器用した。
試合をコントロールする司令塔に関して、ジョーンズHCは「今、10番を育てている。それが現実。李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)は非常に優れた能力を持っているが、今回、ケガをして今回、招集できなかった」。
「私たちは、彼以外に他の10番を見つけなければならない。松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)は非常に有用なユーティリティプレイヤーになるだろう。もちろん、私たちは大学に目を向けており、大学からよい若い選手を見つけられるかどうか見ているが、来シーズン終了までに招集したい」。
「テストラグビーでプレーするには、頼りになる10番が3人必要だが、ケガ人はコントロールできない」と大学生の司令塔の招集も示唆した。
来年の日本代表スコッドは、今年の選手をベースとなるのかと聞くと、ジョーンズHCは、「選手たちにとって次のステップは、リーグワン。まず、各チームでメンバーに選ばれ、世界中の優れた選手たちのように、一貫したプレーを見せなければならない」。