<吹け赤い旋風>聖カタリナ 選手紹介/6 /愛媛
◇背番号1、目指して 仲田隆晟(なかだ・りゅうせい)投手(2年) 180センチ超の長身を生かして最速139キロ、角度のある直球を投げる大型右腕。秋は背番号「11」を付けており「甲子園ではエースナンバーを付けてマウンドに立ちたい」と日々練習に打ち込む。 唯一先発マウンドを託された四国地区大会決勝・明徳義塾(高知)戦。古豪相手に堂々と渡り合い、中盤交代するまで3奪三振、2失点に抑えた。甲子園までに掲げた目標は「ストレート143キロ」。走り込みはもちろん、下半身トレーニングに力を入れる。 将来の夢は調理師。大阪の実家に帰ると自慢の腕を振るう。前回の帰省ではラーメンを一から手作り。「豚骨からスープを取って、チャーシューも最初から――」とこだわりを熱く語った。 ◇臨機応変、好リード 石川航大(いしかわ・こうだい)捕手(2年) 秋の四国地区大会準決勝の小松戦では1点をリードされ、なお五回1死二塁の場面で途中出場。配球の指示を「直球主体」から「変化球主体」へ切り替えて後続を2連続三振に。以降も好リードで得点を許さなかった。 二つ上の兄が聖カタリナ学園でプレーしていたことで同校に興味を持った。中3夏に参加した練習体験で、集中してノックを受ける選手たちを目の当たりに。「これが本当に甲子園を目指すチームなんだな」。入部は自然な流れだった。 テレビ番組「熱闘甲子園」(ABC)が大好きで「自分が行けるなんて……本当に夢のよう」。自主練習では甲子園の応援曲の定番「See Off」を流して本番に備えている。