6月の「配当取り」を狙える、注目の日本株「高配当株・増配株5選」を実名公開
---------- 2023年に日本の高配当株や増配株が見直され、2024年も好調を維持している。日本株の権利付最終日(この日までに株を買えば配当金が貰える)といえば、3月および9月が注目されるが、6月および12月に権利付最終日を迎える銘柄があることをご存じだろうか。 その中から、高配当株および増配株5銘柄の紹介・解説を、『お得な使い方を全然わかっていない投資初心者ですが、NISAって結局どうすればいいのか教えてください! 』(すばる舎)を出版した桶井道(おけいどん)氏にしてもらう。 ---------- 【一覧を見る】運用資産1億円の投資家が保有する115銘柄を一挙公開…!
高配当株・増配株はなぜ魅力的なのか?
日本の高配当株や増配株が2023年から株価を上げています。それらに投資している多くの投資家が含み益を増やしているのではないでしょうか。私も好成績です。 さて、6月といえば配当金が貰える月で嬉しく思われる方が多いでしょう。実は、多くの銘柄から配当金が貰える月である他方で、権利付最終日を迎える銘柄があることをご存知でしょうか。 この記事では、6月に権利付最終日を迎える日本株の高配当株および増配株を5銘柄ご紹介します。 ◆高配当株および増配株の魅力 高配当株および増配株の魅力は、配当金が不労所得になることです。また、長期保有することで、自分の投資額を配当金で回収できることも期待できます。 増配株は、長期保有によって自分の投資額に対する配当利回りが上がることが魅力です。投資時はそうでもなかった配当利回りが、長年保有することで簿価(投資額)に対して高配当化することが期待できます。そして、不安定な相場でも比較的ディフェンシブな銘柄が多いです。 ◆銘柄を選択する際の注意事項 高配当株や増配株の魅力ばかり語るのではなく、銘柄選択の際の注意事項を解説します。配当利回りや連続増配年数、増配率だけを見てはいけません。それを可能とする裏付けがあるかを確認しましょう。つまり、無理な配当を実施していないかの確認です。次の点に注意してください。 (1)市場規模が拡大している業種 市場規模が拡大する業種であるから増収増益(売上が伸び、営業利益も伸びること)が可能となります。市場規模が縮小する業種では、いくらナンバーワン企業でも、成長は望めません。いずれ、減収減益(売上が下がり、営業利益も下がること)に陥ります。 また、いくら業績が好調であっても、他社に真似されやすい事業は評価できません。いずれ価格競争が起こり、利益が出なくなり、株価が下がり、減配(配当が減ること)となるでしょう。 (2)大型株、業界1~2位、もしくはオンリーワン企業 投資するなら大型株(TOPIX構成銘柄で時価総額と流動性が高い上位100位以内)か、中型株(同101~500位)のうち上位(時価総額が概ね1兆円以上)にある企業が安心です。 それらは経営が比較的安定していますし、株価が大きく動くことがあまりなく、株式の流動性が高く売買しやすいです。業界1位か2位、もしくは、ニッチに稼ぐオンリーワン企業を選びましょう。