【有馬記念】スタニングローズ有終へ万全 高野師「中山もこなせる」
<栗東トレセン> エリザベス女王杯で復活を果たしたスタニングローズも、ドウデュースと同じく、ここがラストラン。高野調教師は「申し分なくいいなと思います。上積みはありますし、前走を勝ち切るあたりがすごい馬。距離に関しては問題ないし、中山もこなせると思っています」と話した。 ベラジオオペラは夏にめっぽう弱いタイプ。本格的に寒くなってきたことで日増しに調子を上げている。上村調教師は「春の大阪杯や宝塚記念と比較すると難しいけど、前走よりは明らかにいい。中山2500メートルなら距離も大丈夫だと思う。ドウデュースも勝ちたいだろうけど、負かしてやりたいと思っている。いい形で締めくくりたい」と力強い。 ジャスティンパレスは馬場が悪かった宝塚記念を除けば、常にGⅠで上位争い。秋3走目で上積みがあれば、久々の戴冠のシーンもあっていい。池水助手は「順調にきていますし、けさの雰囲気も良かったです。落ち着いていますね。中山は慣れていますし、うまくスタートを出れば」とうなずいた。 ブローザホーンは持続力のある末脚がセールスポイント。当舞台は2戦2勝で持ち味が最も生きる舞台だ。吉岡調教師は「前走は内容は悪くなかったですが、適性がなかったというところだと思います。宝塚記念が終わった時点で『下半期は有馬記念で』とオーナーに言われていたので、その通りにいい状態に上がってきたと思います」と好気配を伝えた。