脳を味方につければ簡単に疲れは軽減する! 【40代、50代・疲れ知らずの体をつくる生活術⑧】
6 ひらめきが欲しいときは左手で歯を磨く
仕事の企画出しなどで、アイデアが出なくて行き詰まったときなどは、左手で歯磨きをするのがおすすめだ。 「脳は左右で異なる機能を持っていて、左脳は主に言語や計算、理論、分析といったことを、右脳は音楽や芸術的な分野、直感やひらめきなどを司っています。そして、左脳は右半身、右脳は左半身を支配しています。 これを利用して、ひらめきが欲しいときには、右利きの人はあえて左手を使ってみるといいのです。とはいえ、利き手ではない側でペンや箸を持つのは困難。そこで手軽に行えるのが歯磨きです。しかも気持ちをリフレッシュさせるのにも効果的です」 こっそりと洗面所へ行って「左手で歯磨き」、思わぬよいアイデアが浮かぶかも!
7 モヤモヤすることは紙に書いて破り捨てる
モヤモヤすることに遭遇したら、どうしている? 「私のおすすめは、紙とペンを用意して、それの何が嫌なのか、不安なのかなど、気持ちをストレートに箇条書きで書き出します。書き終えたら、それをクシャクシャにしてビリビリに破り捨ててください。 ポイントはパソコンやスマホではなく、紙に書くことです。これは心療内科の治療でも使われている方法で、不思議なことに気分がすっきりしますよ」
【教えてくれたのは】 工藤孝文さん 内科医・糖尿病内科・統合医療医・漢方医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後は大学病院などを経て、現在は福岡県みやま市にある自身のクリニックにて地域医療に注力。専門は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療、ダイエット治療など多岐にわたり、テレビ・ラジオなどのメディアで医療の最新情報を発信。著書に『「毎日疲れない」にいいこと 超大全』(宝島社)など多数。 イラスト/midorichan 取材・原文/山村浩子