中日・清水達也「常に意識する数字」球団の高卒選手では板東英二さんしかいない大記録に来季挑戦「1年間投げ続けて届く数字」
中日・清水達也投手(25)が8日、名古屋市内で行われたTOKAIRADIO「50thガッツナイター Thanks Meeting」に参加した。2022年に中継ぎへ転向後、3年連続50試合登板に登板している右腕は来季も50試合登板に照準を定めた。球団では又吉(現ソフトバンク)以来となる4年連続の大台突破を目指す。 中継ぎである以上、目指すべき数字がある。「まずは50試合登板ですね。リリーフ投手にとっては、先発でいうところの規定投球回。常に意識する数字ではあります」と清水は話した。 中継ぎへ転向した2022年から3年連続でクリアしてきた数字。今季は自己最多の60試合に登板し、3勝1敗、36ホールド、防御率1・40と圧倒的な成績をマークした。来季もたやすく乗り越えられそうなハードルだが、右腕は「1年間投げ続けて届く数字。調子の波やけががあったらクリアできない」と首を横に振る。 その言葉は過去の歴史が証明している。長いドラゴンズの球史の中で、4年連続で50試合以上に登板した投手は1964~67年の板東英二、99~13年の岩瀬仁紀、04~07年の岡本真也、14~17年の又吉の4人しかいない。高卒投手に限れば、板東ただ一人しかいない。 来季に向けても動き出している。11月末まで野球日本代表「侍ジャパン」の一員として「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」を戦った。4試合に登板し、防御率0・00。「すごくいい経験ができた」。大会後は1週間を休息に充て、12月に入ってから少しずつ体を立ち上げている。今後は昨年と同様に一人で名古屋を拠点に自主トレを進めていく予定だ。
中日スポーツ