写真を撮って見せるだけ。Claude AIに「自宅の防災対策の正解」を教えてもらった
グラッときたときに備えて、今すぐできること。 ふだん何気なく暮らしている住環境にも、地震によって家具などが倒壊するリスクは潜んでいるものです。 写真を撮って見せるだけ。Claude AIに「自宅の防災対策の正解」を教えてもらった しかし、慣れ親しんだ環境だからこそ、あらためて防災対策の観点から見直しを図るのは面倒ですし、ついつい後回しにしてしまいがち。 そこで、AIの力を借りて防災対策の改善を試みたのがコチラの記事です。
AIに写真を見せるだけ
やり方は簡単で、写真を撮ってAIに見せるだけ。瞬時に回答を得ることができます。 前回の記事では、職場での家具の配置や動線について防災観点からAIに分析してもらった結果、防災グッズを使った具体的な対策方法にたどり着くことができました。 使用したAIは Claude 3.5 Sonnet。Googleアカウントをお持ちであれば、ログインして無料で使えます(ただし1日あたりの使用制限あり)。 今回は、在宅時に長時間を過ごしているリビング・キッチン・寝室に潜むリスクと改善点を、前回と同じ手順でClaudeに分析してもらいました。
Claude AIを使うコツ
AIを使った防災対策の手順は以下です。 防災対策が気になっている場所の写真を撮影する。この際、家具と床の設置面を含め、全体が写るようにするとベター Claude 3.5 Sonnet にログインし、画像をアップロードしてプロンプトを入力する さらに深掘りしたいときは、AIとの対話を続けるために返答や追加の質問を入力する Claude は日本語に対応しているので、プロンプトは日本語入力で問題ありません。前回に引き続き、今回利用したプロンプトはこの1文でした。 この写真の部屋を防災的な観点から良い点、悪い点を教えてください。改善点がある場合は、その方法についても教えてください。 では、さっそく見ていきましょう!
リビングルームの本棚
まずはリビングルームの一角を占める本棚の防災リスクと改善点について、Claudeに聞いてみました。 すると回答はこのような感じ。 驚いたのは、本棚が壁に固定されていることを的確に読み取っていたところです。回答を得るまでにかかった時間もほんの数秒でした。 主なデメリットとして挙げられたのは、観葉植物の転倒リスク・窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っていない・非常用品や防災グッズが見当たらない、この3点でした。これらの問題点に対して、8つの改善方法も提示されました。 ここで、 ありがとうございます。 とClaudeにお礼を返してみました。すると、上記の改善方法に加え、さらに具体的な対処法が提案されました。 1. ランプを地震対策用のクリップ式に変更する 2. 災害時に備えて携帯式のソーラーチャージャーを窓辺に用意しておく 3. 本棚の空きスペースを利用して防災用品を収納する 4. 観葉植物を吊り下げ式の軽量なものに変更する 個人的には最後の4つの改善点がもっとも具体的で、すぐにでも行動に移せる内容だと感じました。