「凄っ」「相手に失礼」と賛否のブザービーター 当事者が意図説明「は?ってなってる方も…」
りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B2リーグ戦
男子バスケットボールのりそなグループ 2024-25 B2リーグ戦は1日、第10節が行われ、アルティーリ千葉(A千葉)は本拠地で福島ファイヤーボンズに81-60で勝利した。18点リードの残り0.5秒からブザービーターでダメ押し。スーパープレーに「凄っ」「超かっこいい!!」と称賛の声が上がった一方、「相手に失礼」と批判も。所属する選手が「ご理解頂けたら嬉しいです」と意図を説明している。 【動画】「超かっこいい!!」「相手に失礼」 賛否両論呼んだブザービーターの実際の映像 78-60とA千葉が18点リードで迎えた第4クォーター残り0.5秒。ハーフライン手前でインバウンドパスを受けた前田怜緒が即座にシュートを放った。試合終了のブザーが鳴る中、ロングスリーが決まってA千葉は81-60で勝利。ディフェンスはマークについておらず、前田はフリーの状態だった。Bリーグ公式Xは「タイマーにご注目! まさか……『0.5秒』で」と記し、映像を公開した。 ファンからはスーパープレーに対し「超かっこいい!!」「凄っ」と称賛の声が上がった一方、「勝っているチームが、ラストにするプレーか?」「乱闘になるのかと思った」「相手に失礼なシュート」と批判的な意見も寄せられた。米プロバスケットボール(NBA)などでは大量点差がついた試合の終了間際は得点を取りに行かないという“暗黙のルール”があることで知られている。 賛否両論を呼んだ投稿にA千葉の長谷川智也も反応。Xで映像を引用し「この時間でシュートを打つ事に、は?ってなってる方もいらっしゃると思いますが、相手が同じカンファレンスのチームで、プレイオフの順位付けで最後の最後までどうなるかわからないので、僕らアルティーリはスコアしに行く方針です」と説明。「不快に思われた方は申し訳ございません。ご理解頂けたら嬉しいです」と訴えた。 Bリーグでは、クラブの順位は勝率によって決定する。同率になった場合は直接対決の成績で順位が決まるが、それも同じだった場合は得失点差が多いクラブが上になる。NBAでは得失点差は同率になった場合に比較する6番目の項目であるのに対し、Bリーグは2番目と優先度が高い。長谷川の投稿は、残り0.5秒からもぎ取った3点がシーズン終盤になって順位に影響を及ぼす可能性を指摘した形だ。
THE ANSWER編集部