仕事="上司の喜ぶようにする"のが正解? 自由な発想をつぶしまくる人が出世する不思議
○○部署、約40人のアンケートが取れる見込みです(ぽに)
書き込んだ数分後… ルルルルル 社内電話が鳴りました。 はいはい。ぽにですが。 「ぽにさんですか。僕、プロジェクトで一緒の村木です。」 ほ~どうしました。村木君。 「ぽにさん、ちょっと今、あなたの席まで行っていいですか。」 いいよ。どうぞ。 なになに? 何か気に障ることしたかな? チャットの既読がついて直ぐの電話。ちょっと気になる。 村木君、すぐさま登場。 チャットの件、何か気に障った? 村木君は、例の緒方さんと同じ部署。 「ぽにさん、ごめんなさい。僕ね、緒方さんから言われたんですが、アンケートは部課長から取ってもらってって。」
何で?
アンケートの内容は、明らかに現場に則したもので、ヒラ的な人達の悩みや改善を吸い取る内容になっています。 管理職だと、立場も感覚も違ってくる。 それに、プロジェクトでも、【現場の声を聞き取る】が目的としていなかった? 何でさ。どうしてさ。 詰め寄るオバサン。 「僕も、おかしいなとも思っています。管理職の方々の意見をアンケートして意味あるのかなって。でも、あの方が言うので仕方がないか…と飲んでいます。」 またあいつか! 毎回、勢いや拡散を止めて。何だよ! 一度止まってしまったり、ブームが去ると人を惹きつけるのに凄く苦労することぐらい、分かんないかな。 心の声が出てしまう。 「たいぶ、怒ってますね。」 そりゃそうだよ。村木君。 あなた、緒方さんと同じ部署だけど、ハラ立たないの? 私、ぶっちゃけ、いつも勢いを止めるなぁって思ってるよ。 「ははは。そうですよね。でも、しょうがないですよ。」
村木君は、30代半ばの男性社員。 前にちょっと話をした時、 「背伸びした分譲を買ったんです。 子供が小さくて、奥様は働く気はないようで、僕は働かなくちゃいけないんです。ハハハ。」 って言ってたっけ。 私のように、気に入らないことがあるたび、転職してやる!と言いながら、 新卒から勤続20年近くになってしまった人間とは違い、 何とも、