夏と冬が共存する日本列島 次の日曜日は北海道の平地でも雪の可能性 2週間天気
2週目21日~26日 10月下旬でも半袖は活躍しそう
期間後半に入ると、秋の天気の特徴らしく、移動性の高気圧と気圧の谷が交互に日本列島を通過するため、天気は短い周期で変化するでしょう。 21日(月)は、全国的に晴れますが、22日(火)は、沖縄や九州から北海道の広い範囲で雨が降りそうです。まだ先のことで、予報が変わる可能性はありますが、まとまった雨になる所もありますので、今後の情報にはご注意ください。23日(水)は、北海道から東海は雨が続きますが、西から天気は回復に向かい、24日(木)は、晴れる所が多くなるでしょう。ただ、この晴れも長くは続かず、25日(金)から26日(土)は所々で雨が降りそうです。晴れマークだけの所でも、お出かけには折り畳みの傘を持っていくと安心です。 最高気温は、東海から九州にかけては、平年より高い日が多いでしょう。名古屋や福岡では25℃以上の夏日が続き、10月下旬に入りますが、まだまだ昼間は半袖が活躍しそうです。関東から北海道は平年並みかやや高いくらいですが、晴れる日は気温が高め、雨の日は気温が低めと、日々の気温の変化が大きいでしょう。服装選びに難しい季節ですが、羽織るものを一枚余分にもって出かけるなど、気温の変化で体調を崩さないようにご注意ください。
シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。 (1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。 (2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。
日本気象協会 本社 牧 良幸