広陵、13年ぶりベスト8進出 海星に競り勝つ センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第8日の27日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、広陵(広島)が3―2で海星(長崎)を破り、4強入りした第82回大会(2010年)以来、13年ぶりとなるベスト8進出を決めた。中井哲之監督は春夏通算36勝目となり、箕島(和歌山)で監督を務めた尾藤公さん(故人)の勝利数を抜き、歴代11位となった。 【写真特集】第8日第3試合 海星VS広陵 海星は前回出場の第88回大会(16年)以来の8強入りを目指したが、かなわなかった。 広陵は第10日の準々決勝第2試合で、専大松戸(千葉)と対戦する。 ◇ 広陵が逆転勝ちした。1点を追う六回、田上の右越え三塁打で無死三塁とし、谷本の中犠飛で追いついた。七回は敵失に乗じて勝ち越した。高尾はキレのある変化球で10三振を奪い、155球を投げて2失点で完投した。海星は二回に2点を先取したが、五回以降は得点圏に走者を進められなかった。 ◇海星・加藤慶二監督 3、4点目が取れなかったのが痛かった。チャンスはあったがつけ込めなかった。僕の責任。弱いチームなりにどう戦うかというのは体現できた。夏に向けて、もう一つチームを太く、強くしたい。