「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
2024年のスクープで一番、反応がよかった新型CB400。そのフルカウル版“CBR400RR”のデビューにも期待がかかる。実際、「CBR400R FOUR」や「CBR500R FOUR」なる商標の出願があったとこからも、実現の可能性は大。2024年末となった今、判明している情報をおさらいしたい。 →【画像】ホンダ新型「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か
EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明したのが、2024年11月のこと。2024年8月時点で、当メディアがCBR400RRとして予想していた、新型CB400のフルカウル版「CBR400R FOUR」のグローバル版と思われるモデルだ。 CBR500Rの車名が表すもの、そして『FOUR』の名称を真に受けるなら、4気筒エンジンを搭載したフルカウルスポーツの新登場を思わずにはいられない。 カワサキ「ニンジャZX-4R」の登場から、ホンダは4気筒CB400の復活が待ち望まれている。これを受けて、新型CB400の登場がほぼ確実とのスクープ記事はこれまでにもお伝えしてきたが、いよいよ具体的な車名が絞り込まれてきた。 2024年12月現在掴めている情報は、下記の2つだけ。 CB400スーパーフォアの後継となりうる新型4気筒400のネイキッドモデルが登場する これをベースとしたフルカウルモデルが並行して開発中 前述したように、フルカウルで400cc4気筒エンジンを搭載するホンダ車とくれば、名前は誰もが想像する「CBR400RR/CBR500RR」だろうと、当メディアは当たりをつけていたので、意外なネーミングではあるのだが…。 とはいうものの、4気筒CBRとしてはフラッグシップモデルに「CBR1000RR-R FIREBLADE / SP」があり、ミドルクラスにはスーパースポーツモデル「CBR600RR」、汎用性を持たせたフルカウルスポーツの「CBR650R」がある。それらの末弟としてアジア圏や日本をターゲットにするなら、「CBR400R FOUR/CBR500R FOUR」というのは妥当なのかもしれない。 2気筒のCBR500Rは北米のみ2025年モデルが発表されており(カラーリングは前年から変更なし)、欧州仕様ほかの2025年モデルがどうなるのかも注目されるところだ。 ちなみに現CBR400Rと言えば、NX400と同じ2気筒エンジンを共有するフルカウルスポーツモデル。2013年に登場したのち、倒立フロントフォークの装備やデザインのアグレッシブ化などでスポーティさを高めてきた。 いっぽう、かつてはCBR400Rの名で4気筒モデルも存在した。1986年7月15日に発売されたCBR400Rは、CBR750Fなどに近いエアロフォルムが特徴で、サイドカウルには大きく『AERO』の文字も。このモデルのために新設計された水冷4エンジンは、カムギャトレーンシステム(当時表記)や新型4連キャブレター、集合管マフラーなどを採用し、最高出力59ps/12500rpmを誇っていた。 これらの車名を継承しながら、末尾に4気筒を意味するであろう“FOUR”が付く。これは期待せずにいられない! ────────── 4気筒のCBR400Rは1980年代に存在した ────────── 最新のCBR400Rは2気筒エンジンを搭載していて、ライディングポジションは前傾がきつくない。ツーリングにも使いやすいオールラウンダーだ。対する1986年式のCBR400Rは、空冷4気筒モデル・CBR400Fの後任として誕生し、新設計の水冷4気筒エンジンを搭載。当時の自主規制値いっぱいの最高出力を誇ったが、のちのCBR400RRに比べればオールラウンダーな性格だった。 【HONDA CBR400R[2024]】 ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 46ps/9000rpm 3.9kg-m/7500rpm 車重191kg(装備)■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●価格:86万3500円 ●2024年3月21日発売 【HONDA CBR400R[2016]】 ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 59ps/12500rpm 3.8kg-m/10000rpm 車重184kg(装備)■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-18 ●当時価格:66万9000円 ●1986年7月15日発売