VERYママの【子どものお小遣い事情】専門家がすすめる「正しいお金との付き合い方」とは?|VERY
VERY世代ママ135人に緊急アンケート!お小遣いあげてる?相場は?
子どもの成長とともにそろそろと思っても、いつから? いくら? どうやって?の答えが一つではないのがお小遣い。お金の話は周りにも聞きづらいという声も多数。VERYが135人のママたちとお小遣いの専門家に教えてもらいました!
【Question:お小遣いはあげている?】
お小遣いはあげている人・あげていない人の割合はほぼ半分ずつ。あげていない派の理由は「まだ管理できなそう」「欲しいものがないと言っている」と子どもの年齢や性格を見て必要性を様子見している人が多数。
【Question:お小遣いをあげて感じたメリットは?】
お金を大切に管理し、よく考えて買物をするようになったという声が多数。「ガチャガチャをむやみにやらなくなった」「お金持ちになりたいという夢ができた」という回答も。
【Question:お小遣いのあげ方別、メリット・デメリットって?】
■月1で上げる定額制 メリット:計画性や我慢が身につく デメリット:使い切る癖がつきやすい ■お手伝いの報酬制 メリット:工夫する力や自主性が育つ デメリット:お金が動機になりがち ■その都度払い メリット:交渉が上手くなる デメリット:我慢が身につきづらい
【Question:お小遣いの相場は?】
・小1 平均600円/月 ・小3 平均792円/月 ・小6 平均750円/月 家庭ごとの違いが大きく、金額はさまざま。平均して600~800円という結果に。低学年で500円程度、学年が進むにつれて1,000円程度に増える家庭が多いよう。
お小遣い次第で“支出が収入を越さない”という基本的な習慣を身につけられる
お小遣いは将来のお金との付き合い方の練習です。私は1,000人以上のコンサルティングをする中で、子ども時代のお小遣いのもらい方が将来の稼ぎ方や使い方に大きく影響すると実感しています。 お小遣いのあげ方にはそれぞれ一長一短がありますが、私のおすすめは毎月定額をあげつつ、お手伝いや目標を達成したらプラスであげるという組み合わせ。収支のやりくりとお金の稼ぎ方の両方を学べます。 というのも、最初に必ず子どものうちに身につけたいのは、支出を収入以下に抑えられるようになること。これはお金に困らない大人になるために必要なスキルです。ただし、使い道に対して親が口を出してはいけません。子どもが無駄使いをしながら自ら失敗したなと学ぶことが大切で、大人になって数百万円単位の失敗をしないための予行演習だと思えば、安いものです。 また報酬として渡す時に気を付けたいのは、歯磨きなど当たり前にすべきことではお金を渡さないこと。お小遣いは社会の縮図ととらえて、人の役に立ち「ありがとう」と言われるような時や、努力して能力がアップした時に渡してあげましょう。 お小遣いを毎月使い切らずうまく残せるようになったら、上級編として残った金額から本でもスポーツ用品でもいいので自分を成長させるための「自己投資」ができるようになると素晴らしい。それによって成績やスポーツで実績を出してまたお小遣いがもらえる、という稼ぐ力をつけるサイクルを回せるようになったら、将来がとても楽しみになりますね。