東北で女子硬式野球の「アイリスオーヤマ杯」初開催 元侍ジャパン女子代表監督率いる履正社が初代王者に
勝利には届かなかったものの、チームは3対5と善戦。2回に先制点を奪い、6回には橋本早季内野手(2年)の2点ランニング本塁打で1点差に迫るなど奮闘した。普段は全国大会でしか対戦する機会のない関西の強豪校と一戦を交えた経験は、必ずや今後に生きてくるはずだ。涙をぬぐった主将は「強いチームから吸収できるところは吸収して、より一層強くなりたい」と誓った。 東北では近年、高校の女子硬式野球部が続々と新設されており、直近では聖光学院(福島)で女子硬式野球部が発足した。さらに昨年創設された仙台大女子硬式野球部は東北地区で硬式野球を続ける女子選手の受け皿としての役割も担っており、東北全体での盛り上がりがますます増している。今大会のような東北以外の地域も巻き込んだ大会を開催できるのも強みの一つ。これからも様々な挑戦に取り組み、女子野球界全体の発展に貢献する。
(取材・文・写真 川浪康太郎)