CLモナコ戦でパスミスを犯したテア・シュテーゲンへの酷評が止まらない 現地紙「バルサを危険に晒している」
初戦で痛恨の黒星
バルセロナは19日(現地時間)にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節でモナコと対戦し、1-2で敗れた。 [映像]UEFAチャンピオンズリーグ モナコ対バルセロナ ハイライト この試合では、バルセロナのエリック・ガルシアが11分にモナコの南野拓実にボールを奪われた後に同選手をファウルで倒して退場処分となり、バルセロナは80分以上もの時間を一人少ない状況で戦うという苦しい展開を強いられた。 しかし、スペインの現地メディアは退場したガルシアよりも、南野がパスを予測して寄せて来ているにも関わらずガルシアにパスをしたマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを戦犯と見なしている。 「テア・シュテーゲンのモナコ戦でのミスは、彼のパフォーマンスが不安定であるにも関わらず10年もの間タブー視されてきた議論を引き起こしている。そして、彼はキャリアの中で最も難しい状況にある。テア・シュテーゲンはバルサを危険に晒している」(スペイン紙『as』より) 「テア・シュテーゲンは崖っぷちに立っている。このバルセロナのゴールキーパーは、モナコとの試合で再びリスクファクターとなった。彼のパス成功率は70%以下で、モナコ戦での先発メンバーの中でこれよりも悪い数字を出したのはラフィーニャ(62%)だけだった」(スペイン紙『Sport』より) テア・シュテーゲン自身は試合後、現地メディアの取材に応じた際、「エリックには申し訳ないと思っている」とミスを認めて謝罪。また、ハンジ・フリック監督も「我々は、起きてしまったことを受け入れなくてはならない。しかし、我々にはチャンピオンズリーグの舞台で良い成績を収められるだけの十分な強さがあると私は信じている。まだたくさんの試合が残っているし、それらを勝って我々の目標を達成する」とコメントし、次戦以降での巻き返しを誓っているが、現地メディアによるテア・シュテーゲンへのバッシングは今後もしばらくは続くことになるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部