豊島区の「チームとしま」が第5回全体会開催。「共創チーム」設立で行政だけでは解決できない課題を官民一体で検討へ
これを受け、この日は前回のディスカッションをもとに設定された「子ども若者の居場所づくり」「地域コミュニティの活性化」「環境対策」「まちの賑わい創出」という4つの共創テーマについて、それぞれのチームのリーダーが「区の課題」と「具体テーマ」の2点について6分の持ち時間でプレゼンを行った。 またリニューアルした「チームとしま」の今後の活用方法についても紹介。今回のリニューアルについては「参画団体のマッチング促進のページの整備」「課題と提案を示すページ」「チームとしまの連携実績を表示するページの作成」という3つのポイントが挙げられた。
ファウンダーを務める株式会社そごう・西武の久保田俊樹副社長は各部署からの報告の後に「お騒がせしていますが、ヨドバシさんと協業することが決まり、店は半分の規模で百貨店事業もやっていこうとしています。できれば今後も豊島区の皆さんといろいろなかかわりを持って仕事をしていきたいと思っています」と挨拶。そして「今日は4つのテーマを発表していただいた。実は私は子どもの居場所というテーマを選ばせていただいた。実際は違うテーマをと言われたが、私は思いが深いたちで、子どもの居場所ということはとても深い話だと思う。ともすれば闇の世界でもある。“小学校のころに毎日、お昼ご飯を食べないで水を飲んでいた子がいたな”とかそんなことを思い出したりする。本当に深い話だと思う。先ほどご提案いただいた子どもの世界はちょっと表層的だと思った。ただ私のように思いが深くて、どこまで行政や民間企業がやるかということもあると思うが、やはりこの豊島区をよくするためには一歩も二歩も踏み込まないといけないと思う。今日は豊島区の皆さんにすごくいい提案をしていただいたと思う。それを深めていくのは我々企業だと思う。ぜひ、今日ここにいらっしゃる皆さんと意見交換しながら進めていきたい」などと語った。また西武百貨店のゴミの問題について説明しながら環境問題についての参加も表明。「豊島区をよくするために、大変な時代に生きている我々が残せるものは何かと皆さんと考えながらやっていきたい」などと語った。