巨人・阿部監督 完敗に「あすは“切り替え力”が勝負」 乱調のグリフィンには指揮官自らが反省
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト9-0巨人(29日、東京ドーム) 巨人の阿部慎之助監督は、4回8失点で降板したグリフィン投手について言及しました。 【画像】4回8失点で降板した巨人・グリフィン投手がうつむきながらマウンドを降りる 開幕ローテーションに入ったグリフィン投手は2試合に先発し1勝0敗、防御率0.87の成績。今月8日に右腹直筋筋損傷と診断され、故障班で治療、調整を行い、約3週間ぶりの1軍登板でした。 初回から村上宗隆選手に先制タイムリーなど、4安打を浴び5失点。3回に山田哲人選手に2ランを献上。それでも3回の打席には立ち、4回のマウンドへ。 9連戦の7試合目ということもあり、続投。阿部監督は「先発って責任もありますから、1イニングでも長くいってもらおうといってもらいました」と話しましたが、4回には村上選手に豪快な一発を献上。4回11安打を浴び、8失点でした。 「9連戦ということもあって無理させちゃったかなって。ちょっと見切り発車させてしまったかなと僕が反省しています」と阿部監督。 また「まっすぐが両サイドにしっかり投げられていなかったのかなと」と助っ人左腕の状態を分析。調整の時間を与えるかとの質問には「それも考えたいと思います」と話しました。 一方、打線はヤクルトのヤフーレ投手の前に3安打無得点。早打ちが目立ち、球数はわずか94球と“マダックス”の達成をアシストしてしまいました。 指揮官はライバル球団の助っ人投手には「ファーストストライクも取れていい投手だなと思いました」と話し、「ゴールデンウイークで今日しか見に来られない人もいるかもしれないんですけれど、ちょっと“ぶざまな試合”だったので申し訳なかった。でも9-0で負けたんだけど、9点取られたから2敗するわけではない。1-0でも9-0でも一緒なので、あすはみんなでジャイアンツの選手がどれだけ“切り替え力”を持っているかが勝負」と次戦をにらみました。