個別物色が勢い増す日本株市場で最注目の上方修正3銘柄
猛暑の中で開かれた日銀の金融政策決定会合。イールドカーブ・コントロールの微修正が決定した(写真:ブルームバーグ)
7月28日の東京株式市場は、日本銀行が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の運用柔軟化を決め、長期金利が急上昇したことに伴って、外国為替相場の乱高下を利用した投機筋に攪乱される動きとなった。円高ドル安進行で、日経平均株価は一時、前日比800円超安に下落する場面があった。だが、大引けにかけて急速に下落幅を縮め、終値は前日比131円安の3万2759円と落ち着きを取り戻した。 来週(7月31日~8月4日)も、外国為替市場で円高ドル安が進行する場面を狙った、投機筋による仕掛け的な株売りへの警戒感が継続しそうだ。中国の主要経済指標が景気悪化を示す内容となった場合には売り優勢も想定される。一方で、2023年4~6月期決算の発表が本格化するのに伴い、好業績銘柄への買い意欲が高まる可能性もありうる。 来週の日経平均の想定レンジは3万2200~3万3200円とする。
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冨田 康夫