【特集】憧れの大手企業…のはずが、内定貰うと“蛙化現象”「両想いになると嫌悪感」Z世代の悩みが就活にも影響 “会社が選考される時代”到来⁉現代の就活のあり方とは
■親を対象とした企業説明会も…会社は“選考される時代”へ
企業側も、人材を確保するため、採用を工夫しています。 奈良県に本社のある工務店では―。 (人事担当者) 「大型連休では、きちんと親御様に顔を見せに帰れるかなと思っております」 企業説明をする相手は、学生…ではなく、『親』です。
選考では、「協力してフラフープを指1本で持ち上げよう」など、独特なグループワークを実施。学生の素顔を知り、ミスマッチを防ぐのが狙いです。
最終選考では…。 (人事担当者) 「『他の会社も見ます』という話があったと思うけど、何社か見られましたか?」 (就活生) 「いくつか行ったんですけど、『何か違うな』って…」
企業が学生を選考するだけでなく、“学生が企業を選考する時代”です。 (人事担当者) 「『もっと良い会社があるかもしれないから、ちょっと待ってください』とかは、増えてきています。周りの企業の選考が早いので、私たちも、その波に乗っていかないと…」
■蛙化現象を防ぐには、“就活のあり方”の見直しが必要か―
早期化のループに歯止めがかからない状況に、学生や企業の考え方に合わせた採用方法が重要だと、専門家は指摘します。 (リクルート就職みらい研究所・栗田所長) 「今の多様化する時代背景を踏まえて、もう少し柔軟に、一律的で画一的な枠組みをもう一回考え直すことは、必要不可欠になってきているのではないかと」
企業も学生も納得して“両想い”になって新生活がスタートできるよう、就活のあり方の見直しが求められているのかもしれません。 (「かんさい情報ネットten.」2024年6月4日放送)
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