顔を見て、脚を見てと「2往復される(笑)」ガールズケイリン・太田りゆ 陸上・田中佑美と共通する美意識とは
【ともにこだわる「まつ毛」】 ――話は変わって、プライベートの部分もお伺いしたいのですが、太田選手も田中選手もモデルに挑戦されたことがあります。アスリートにとって美とはどんなものだと捉えていますか。 太田 アスリートとしてというよりも、単純に私はお化粧が好きで、モチベーションとしてやっています。すっぴんだと私はめちゃくちゃ弱いんで。 田中 戦闘力ですね(笑)。 太田 そう。お化粧すると戦闘力が上がるので、そのためにやっています。スイッチみたいな感じです。 田中 お化粧して崩れるのが気になってしまったり、塗るのが気持ち悪いなと感じたりする人は、やらなくてもいいと思います。テンションが上がる人はやればいいと私も思っています。 太田 かつては「お化粧する暇があったら練習をしろ」と言われたことがありますが、最近はすごく認めてもらえるようになったかなと思います。お化粧したほうが成績は絶対によくなると思ってやっています。 ――実際にレースのときにもメイクはしていますか。 太田 しています。私はヘルメットをかぶっていることもあって、すごく汗をかくんですが、レースの時にも崩れにく、崩れてもきれいに落ちるというのを意識して、メイクの練習をして臨んでいます。それはレース用のメイクで普段とは違うメイクです。 田中 私はいつも通りのメイクでレースに臨んでいますね。 ――太田選手は美容にも興味があると伺っていますが、特にこだわっているところはありますか。 太田 まつ毛の量が少なくなると元気がなくなってきちゃうので(笑)。もうこれはボルテージ。今はマツエクで、1カ月に1回くらい自分のまつ毛に人工のまつ毛をくっつけているんです。2週間くらいはしっかりついているんですが、だんだん落ちてくるんですね。まつ毛の量が元気のボルテージだから、まつ毛の量がすごく気になります。今はちょっと少ないんです。 田中 これで?(笑) 太田 オリンピックの時は1カ月くらい事前合宿地にいたから、本番の時のまつ毛は私にとってはボルテージ2くらい。100がマックスなのに(笑)。 田中 だいぶレベルが落ちるんですけど、私もまつ毛は大事で、汗をかくのでアイシャドウとか色をつけるものはしにくいんですよね。でもまつ毛は落ちないんですよ。だから試合の日はできる限り(まつ毛を)上げて臨んでいます。