【住之江ボート・SGグランプリ】「勢いは一番」河合佑樹が新たなドラマを作る
ボートレース界大一番「SG第39回グランプリ」は17日に住之江ボートで開幕する。 昇龍の勢いそのままに年末の祭典でも虎視眈々と主役ジャックを狙っていく。河合佑樹(37、静岡)は11月の下関チャレンジカップでSG初優出Vを達成。選出順下位から王道Vで完結させるドラマでタイトル奪取、賞金ランクも大会前の49位から13位へとジャンプアップさせる〝下克上〟で見事にグランプリ初出場を射止めた。 「勢いはグランプリメンバーでも一番だと思うので。そこを生かして、流れに乗っていければ」 大舞台で最高の美酒を味わったあとも、続く鳴門71周年でGⅠ制覇とムードはまさに最高潮。その流れを引き継ぐように、今回の相棒にはレース足系統に定評のある38号機をゲットした。特訓からも「パワーはすごく感じる部分があった」とファーストタッチは上々の部類で、早くも楽しみが広がる。 「グランプリは初めてだけど、いつも通り走れればいいですね。スタートは住之江は早く感じるので用心しないといけないけど。自分の力を発揮できるようにしたい」 TR1st1回戦11Rは4号艇。電光石火のカド全速アタックで節目の通算1000勝を決め、新たな〝河合劇場〟の幕をド派手に開ける。(小橋川寛)