【MLB】パイレーツが4点差追いつきサヨナラ勝ち 怪物オニール・クルーズは強打連発で史上初の快挙
【ジャイアンツ6-7xパイレーツ】延長10回タイブレーク@PNCパーク
日本時間5月22日、パイレーツは本拠地PNCパークでのジャイアンツ3連戦がスタート。その初戦は9回裏に4点差を追いつき、10回裏にサヨナラ勝ちという劇的な勝利を収めた。パイレーツ5番手のデービッド・ベッドナーが3勝目(3敗)をマーク。ジャイアンツは守護神カミロ・ドバルを含めたリリーフ陣が4点のリードを守れず、10回裏にサヨナラ打を浴びた6番手のエリック・ミラーに2敗目(0勝)が記録された。 【動画】パイレーツのオニール・クルーズが強烈なヒットを連発する(MLB.comより) 初回に遊撃オニール・クルーズのタイムリーエラーで2点を先制されたパイレーツは、2回裏にジャレッド・トリオロの犠飛で1点を返して反撃。5回表にタイロ・エストラーダの8号2ランで追加点を奪われたあと、5回裏にも1点を返したが、7回表にマット・チャップマンの6号ソロで1点、8回表にも1点を追加され、2対6と4点ビハインドで9回裏を迎えた。しかし、一死2・3塁のチャンスを作ってジャイアンツの守護神ドバルを引きずり出すと、一死満塁とチャンスを広げ、クルーズのタイムリー二塁打などで一挙4点を奪って6対6の同点に。そして、10回裏先頭のニック・ゴンザレスがタイムリーを放ち、劇的なサヨナラ勝ちとなった。 9回裏に同点タイムリー二塁打を放つなど5打数3安打1打点の活躍を見せたパイレーツのクルーズは、初回のシングルが初速120.4マイル(約193.8キロ)、3回裏の二塁打が初速116.3マイル(約187.2キロ)、9回裏のタイムリー二塁打が初速121.5マイル(約195.5キロ)を計測。「初速115マイル以上のヒットを1試合3本」と「初速120マイル以上のヒットを1試合2本」はいずれも史上初の快挙となった。なお、怪物クルーズは2022年8月に初速122.4マイル(約197.0キロ)のヒットを放ち、スタットキャスト史上最速記録も保持している。