「解雇は不当」と提訴 予約キャンセル依頼から誓約書サインか出向命じられ拒否
関西テレビ
イスラエル軍関係者の可能性を理由に客にキャンセルを依頼したホテルの元支配人が、その後、誓約書へのサインなどを拒否したことで解雇されたのは不当だとして裁判を起こしました。 ジェロニモ・ヴェレ・ゲレスさん(42)は東山区のホテルで支配人を務めていた2024年6月、イスラエル軍関係者の可能性がある男性に「戦争犯罪に加担するリスクをホテルが負うことはできない」と予約のキャンセルを依頼しました。 そして、運営会社から「今後は個人の信条を優先することなく業務にあたる」などと書かれた誓約書へのサインや、応じない場合は解体業の関連会社への出向を命じられましたが、どちらも拒んだところ7月に解雇されました。 解雇についてゲレスさんは「解雇理由が特定されていない」などとして運営会社を相手取り解雇の無効などを求める裁判を起こしました。 運営会社は「訴状が届いていないので詳しくは分からないが解雇は正当だと思っている」とコメントしています。
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