松山市議会の一般質問でバスタの概算事業費などについて答弁する野志克仁市長＝5日午前、市役所（撮影・永野孝佳）

　松山市がJR松山駅東口を想定して整備を計画している集約型公共交通ターミナル「バスタ」の建設費について、野志克仁市長は5日、「概算で30億～40億円が見込まれる」と明らかにした。市議会本会議で岡雄也氏（自民）の一般質問に答えた。 　現在、松山駅では路線バス4系統、中四国や京阪神の主要都市と結ぶ高速バス、松山空港や松山観光港とつなぐリムジンバスなどが発着しており、野志市長は「少なくとも現在と同規模のターミナルが必要」と説明。建設費に関しては「現段階では事業主体が決まっておらず、先行事例などを参考に独自に試算した」と述べ、物価変動などで変わる可能性があるとした。