「ことでん」25年度以降導入の新車両デザイン案発表…2両1編成で約5億円 上期は増収減益【香川】
高松琴平電気鉄道「ことでん」は12月12日、2025年度以降に導入する予定の新しい車両のデザイン案を発表しました。3つの案の中から投票で決めるとしています。 12日の会見で発表された新しい車両「2000系」の3つのデザイン案。車両の老朽化を受け、2025年度以降に導入が予定されているもので、コンセプトは、「うみ・まち・さと地域をつなぐ、ことでんの新しい顔」です。 いずれも青をベースとした外装で、最も投票されたデザイン案が採用されます。投票期間は、12月27日から2025年2月15日までで、専用のウェブサイトなどで受け付けられます。 製造には2両からなる1編成で約5億円かかる見込みで、ことでんは、国や県などの補助を受けたいとしています。 (ことでん 植田俊也社長) 「讃岐路の未来をつくる新世代の電車ということで、地域の皆さんに長く愛される電車を導入したい。奮って投票してほしい」 会見では2024年度上期の業績も発表されました。2023年より増えたものの、物価高騰や踏切トラブルなどに伴う安全対策の強化で営業利益は2900万円減っていて、今後、収益アップが求められています。
岡山放送