「裏金問題」は決着済み 野党・左派メディアが長引かせ権力闘争の具に 岸田前首相が処理を誤り…石破首相で増幅
朝日新聞は今回の政倫審を「幕引きの儀式ではない」とし、「証人喚問や参考人招致といった形で、改めて安倍派の幹部らに説明を求め、実態に迫るのが国会の役割だ」(12月19日付社説)と煽っている。
本来はそれほど大きな問題でもないのに、大きく仕立てることで権力闘争に利用されている。石破首相の存在感のなさがそれを増幅している。
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程研究指導認定退学。専攻は憲法学。第2回正論新風賞受賞。高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学教授。山本七平賞選考委員など。安倍・菅内閣で首相諮問機関・教育再生実行会議の有識者委員を務めた。法務省・法制審議会民法(相続関係)部会委員、フジテレビジョン番組審議委員も歴任。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)など多数。