昭和・平成と違うイマドキの夏休み…令和の子どもはどう過ごす?
日テレNEWS NNN
多くの子どもたちが夏休みに入りました。最近の子どもたちは、どんな夏休みを過ごすのでしょうか。取材してみると、昭和や平成とは“ちょっと違う”事情も、見えてきました。 【画像】学校のプールで“日焼け止め禁止” 理由は「水質管理」?…専門家の見解は 小中の 3割でクリーム禁止【#みんなのギモン】 ◇ ギラギラと照らす夏の太陽。待ちに待った「夏休み」。22日、千葉県浦安市の市民プールには早速、子どもたちの元気な声が響きわたりました。
小学4年生(千葉・浦安市 22日) 「暇だったので来ました!」 「あと暑いから」 しかし、これでも… 地元住民 「全然少ない。(昔は)芋洗うくらいにいたもん」 昭和の時代のプールといえば、“芋を洗うほどの”大混雑。プール遊びは、夏休みの定番でした。この市民プールでも、かつては入場待ちの行列ができるほどでしたが… 記者 「プールの入場受付の入り口は、ほとんど人がいません」 少子化の影響などもあってか、来場者数は昭和の頃よりも3分の1に減っているというのです。さらに、昔のプールではあまりなかった「変化」も… ──ラッシュガード着ている人多いね。
小学生 「焼けたくない」 日焼けをおそれる小学生。プールを楽しんだ後は… 小学5年生 「夏期講習」 午前中だけ遊んで塾へ直行する“多忙ぶり”。 ◇ “イマドキ”の小中学生は、どんな夏休みを過ごしているのでしょうか。“若者の街”「原宿」に行ってみると… 記者(東京・原宿 22日) 「こどもが大人っぽいんだよなぁ。夏休みだねぇ」
2000年頃に流行した、いわゆるY2Kファッションを着こなす小学2年生も。 小学2年生 「夏休みだからかわいくしたいなって思って(ネイル)やりました」 ──(お子さん)ませていませんか? 小学2年生の母 「ませてますね」 その後も、アクセサリーを親におねだり。 ──(小学生で)アクセサリー持っていた記憶ない。 小学2年生の母 「(私の時代は)いっぱい走り回って遊んでいましたよね」 昭和の時代、原宿に来る目的はアイドルグッズにクレープでしたが… 小学2年生 「ベビタピ(店名)って言いながら(ストローを)さす」 インフルエンサーがいるお店でのタピオカドリンクが“お目当て”。イマドキの夏休み、小学生も推し活を楽しんでいます。 ◇ “猛暑の影響”なのか、公園での過ごし方にも変化が。 小学4年生(東京・練馬区 22日) 「Switch(ゲーム)をわざわざ公園に持ってきてやる。公園に来るならスポーツとかすればいいのに」 東京の8月の平均気温は、50年前の1974年は27.1℃でしたが、去年は29.2℃と「2℃」以上も暑い夏に。 小学3年生の母親(40代) 「(昔は)私も虫捕りしたり、友だちと待ち合わせして外で遊んだりしていた。今もう暑いので公園で遊んでおいでって言うのも難しい」 夏休み、炎天下では自由に遊ぶこともできない子どもたち。