物忘れとアルツハイマー病の違い 認知症は早期発見で対応変化 三重県立看護大学で公開講座
認知症早期発見のための公開講座=津市(三重テレビ放送)
認知症について理解を深め、早期発見の重要性を知ってもらおうという講座が19日、三重県津市の県立看護大学で開かれました。 県立看護大学が地域貢献事業の一環として、年に3回開いている公開講座のひとつです。 19日は、脳卒中と認知症が専門の済生会明和病院の冨本秀和病院長が「認知症早期発見のコツ 早く見つけて予防介入しよう!」と題して講義しました。 冨本病院長は、認知症の早期発見は「早期の絶望」とされた時代から、新薬の登場や「認知症基本法」の成立など、認知症に対する社会の意識が変化した流れを説明しました。 ケアや治療薬などによって進行の程度が変わり、軽度の状況が長くなることや、単なる物忘れとアルツハイマー病の症状との違いなども説明し、早期発見と治療の必要性を訴えていました。