自分の部屋を何処へでも持ち運べる「日産キャラバンMY ROOM Launch Edition」で車中泊してみた!
今、キャンプ好きや車中泊ファンの間で話題のクルマをご存知でしょうか? 2023年11月に新たな車中泊のカタチを提案するモデルとして発表された、期間限定販売の特別仕様車「日産キャラバンMYROOM Launch edition」は、日産自動車が企画・設計・開発をしたメーカー純正の“バンライフ”モデル。これまでの車中泊仕様車は架装メーカーや一部のディーラーが手掛けたものが中心でしたが、ついに日産自動車が「車中泊」という新しいカルチャーを認め、ファンに向けて送り出したエポックメイキングな一台なのです。 【写真】日産キャラバンMY ROOMローンチエディションの機能的なインテリアの中身を見る(全43枚) 開発意図は今年で生誕50周年を迎えるキャラバンを記念したもの。専用ホームページには「日常生活に追われるなかで非日常を感じ、自然に触れて安らげる空間がほしいユーザーに向け、自分のお気に入りの部屋を自然のなかに持ち込んで、リラックスができるクルマとして開発しました」と記されています。ソトラバ編集部では、実際に「日産キャラバンMYROOM Launch edition」をアウトドアフィールドに持ち出して、その魅力を実践レポートします。
キャラバンベースの日産純正バンライフ仕様が降臨
まず、ベースになるのは新型の日産キャラバン。エンブレムには「PREMIUM GX」のエンブレムが付けられていますが、車両はGRANDプレミアムGXをベースに架装されています。仕様は標準ボディのロングボディ(標準ルーフ)となり、駆動方式は2WDと4WDが選択可能。エクステリアとしては通常のモデルとの差は少なく、特別色のツートーンボディ(ラインナップは全4色)やブラックアウトされたグリル、ドアハンドル、運転席側のBピラーに設けられた外部電源の取り入れ口程度にとどまります。 このあたりは販売価格を抑えるとともに、ユーザーが自由に手を入れる余白を残しているのかもしれません。試乗したモデルはブラックのスチールホイールが与えられ、横浜タイヤのBlue Earth-VAN(195/80R15)が組み合わされています。このタイヤチョイスもベース車両がバンであることを物語っています。