シャビ解任→フリック招聘のバルサ。ドタバタの監督人事が課題克服の兆しに?【現地発】
シャビの言葉を受け、首脳陣はみずからの立場に危機感を
バルサのラポルタ会長(左)と、23-24シーズン限りで解任されたシャビ監督(右)。(C)Getty Imges
バルセロナは、記者会見で財政難に言及したシャビを23-24シーズン限りで解任した。一度は続投が発表されていただけに、クラブの混乱ぶりが明らかになった一方、この監督人事が、“ポスト・メッシ”という永遠の課題を克服する兆しとなるかもしれない。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2024年6月20日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― バルセロナは、シャビ監督を2023-24シーズン限りで解任し、後任に前ドイツ代表監督のハンジ・フリックを招聘した。 個人的に、フリックには好印象を抱いている。代表監督としては振るわなかったが、バイエルン・ミュンヘンでの功績は、評価されて然るべきだろう。19-20シーズンには、ブンデスリーガとDFBポカール、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠を達成している。とくにバルサを8
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