来年に創設20周年を迎える仙台が『台湾プロジェクト』を始動、志村代表取締役社長「未来の創造に貢献していくことが仙台の姿」
国際親善試合が9月5日19時から開催
来シーズンでクラブ創設20周年を迎える仙台89ERSは、この20周年の記念シーズンを単なるセレモニーに終えることなく、2026年に開幕するB.プレミアや次の20年に繋げるため、『20周年プロジェクト』を始動している。 そして7月24日、20周年プロジェクトの一つである『台湾プロジェクト』について、記者会見を実施した。『台湾プロジェクト』では主に以下の5つに取り組む予定だ。 1.台湾のプロバスケットボールチーム『P.リーグ+』所属の『FORMOSA DREAMERS(フォルモサ・ドリーマーズ)』との国際親善試合 2.東北大学大学院経済学研究科の学生らと連携し、台湾でインバウンド・アウトバウンドに関する調査や地域貢献活動の実施 3.仙台89ERSのレギュラーシーズンで実施する『台湾デー』と、フォルモサ・ドリーマーズのレギュラーシーズンで実施する『宮城デー(仮)』の開催を予定 4.海外からの旅行客が利用できる多言語地図アプリの開発 5.宮城県内各地で開かれる台湾関連イベントへの出展 国際親善試合のゲームスポンサーを務めるスターラックス航空の日本支社長である王雲翔は会見に登壇し、「日本と台湾の交流促進に期待したい」との思いを語った。 「スターラックス航空が日本で運航している路線の中でも、仙台線は台湾の皆様にとって非常に人気のある路線の一つです。宮城を中心とした東北の多くの方々にも弊社便をご利用いただいています。昨シーズン全試合満員御礼となるなど、地域に深く愛されている仙台89ERSの活動をサポートすることで、スターラックス航空の魅力や台湾の素晴らしさをより多くの方々に知っていただける機会になると感じています。今年4月に台湾地震が発生した際には、仙台89ERSや地域の皆様にいち早く募金活動を展開していただきました。心温まる行動に対して何か協力したいと強く感じ、今回のスポンサーシップの決定に至りました」 そして、仙台89ERS代表取締役社長の志村雄彦は「積極的な国際交流を展開したい」と、このプロジェクトに関してコメントした。 「仙台89ERSは2024-25シーズン、クラブ創設20周年を迎えます。日本や地域の未来に貢献する社会の一員として、スポーツの概念にとらわれることなく、様々な社会課題の解決や未来の創造に貢献していくことが仙台89ERSの姿だと強く感じています。そんな中、Bリーグとしても新たな戦力・ファン・スポンサー獲得の視点から、アジア戦略に力を入れています。また、2026年に宮城県に台湾の半導体工場が誕生する計画もあることから、宮城県、仙台市の皆様のお力をお借りして、中長期的に台湾プロジェクトを推し進めていこうと考えました」 「これまで仙台89ERSが行ってきた地域貢献活動『NINERS HOOP』のエリアをアジアに拡大し、スポーツの力で地域と未来をつなぎ、インバウンド・アウトバウンド双方でスポーツツーリズムの機会を創出するなど、積極的な国際交流を展開していこうと思います。スターラックス航空様は世界を代表する素晴らしいサービスを提供する航空会社です。双方の有する資源や機能を効果的に活用し、地域の活性化・発展に寄与できる活動を続けていきたいと思います。宮城県、仙台市、仙台国際空港の皆様とも協力しながら、地域の方々が笑顔になるような活動、地域経済に貢献できるような活動をしていきます」 【国際親善試合の概要】 ■開催日時:2024年9月5日19時、開催場所:カメイアリーナ仙台(仙台市体育館) ■ゲームスポンサー:スターラックス航空 ■後援:宮城県、仙台市、仙台国際空港株式会社、一般社団法人東北観光推進機構、東北大学大学院経済学研究科、朴沢学園 仙台大学、宮城県バスケットボール協会
バスケット・カウント編集部
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