企業の健康診断の質問項目に女性特有の健康課題も?
厚生労働省は、女性が安心して働くため、一般健康診断の検査項目に、月経困難症など女性特有の健康課題についての質問を追加するといった内容の案を、専門家で構成する分科会に示しました。 一般健康診断は、会社が従業員に対して行うことが義務づけられている健康診断です。 厚労省は、この一般健康診断の問診票に、女性特有の健康課題に関する質問を追加することなどを盛り込んだ報告案を、22日の分科会で示しました。 月経困難症や更年期障害などによって、仕事上の困難を感じている人や会社から支援の必要性を感じている女性が少なくない、といった研究結果があることや、女性特有の健康課題では、健康上の不具合を本人が病気だと気づかないことが問題であるといった理由で、案に盛り込まれたということです。 また「女性特有の健康課題がある」と回答した人には、必要に応じて専門医への早期の受診を促すことが適当であることも示されました。厚労省は、次回の分科会で報告案のとりまとめを目指しています。