駒大、史上初の5連覇ならず 7区で篠原倖太朗主将が区間賞の力走も及ばず【全日本大学駅伝】
◇3日 全日本大学駅伝(熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ) 駒大が2位となり、史上初の大会5連覇を逃した。 スローペースで各選手がけん制し合った1区(9・5キロ)では、島子公佑(2年)が先頭から7秒遅れの区間13位(28分25秒)スタート。2区(11・1キロ)には当日エントリー変更で桑田駿介(1年)を起用したが、区間17位(33分23秒)と大苦戦。順位を2つ落とした上に、ライバル青学大、国学院大に差を広げられた。第2中継点で先頭・青学大とは2分23秒差。その後は徐々に挽回し、7区(17・6キロ)で篠原倖太朗主将が青学大、国学院大の選手を抑えて区間賞を獲得するなどしたが、及ばなかった。 駒大は、2区区間記録保持者の主力・佐藤圭汰(3年)が今回はエントリー外。藤田敦史監督は2日の会見で「特に前半区間、どれだけの位置で流れに乗れるかというのが1つのポイント。前半区間で流れに乗り、自信のある後半区間で勝負をかける」と見据えていた。鍵と位置付けていた前半区間でライバルに先行を許し、偉業には届かなかった。 大会連覇は「4」が最長で、20年から前回大会までの駒大のほかは、大東大(1973~76年)、早大(92~95年)、駒大(2011~14年)の3例がある。
中日スポーツ