米コロンビア大学、学長への支持表明-抗議デモ受け辞任要求強まる
(ブルームバーグ): 米名門校コロンビア大学の理事会は、ネマト・シャフィク学長への支持を表明した。イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争を巡り、大学構内で学生を中心とした抗議デモが続いていることを受け、学長の辞任を求める声が強まっている。
同大学では22日に100人余りの親パレスチナ派のデモ参加者が逮捕された後、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型の授業に移行している。シャフィク学長が下院委員会で同大学の反ユダヤ主義への対応について証言した後、抗議デモが起きていた。
同大学の理事会は24日遅くの声明で、シャフィク学長およびキャンパス内の多様な声を管理する同氏のアプローチを支持し、同氏が指名プロセスで行った約束と一致していると指摘した。
与野党の議員の間では同学長の辞任を求める声が広がっている。エリス・ステファニク下院議員(共和、ニューヨーク州)、ティム・スコット上院議員(共和、サウスカロライナ州)、ジョン・フェターマン上院議員(民主、ペンシルベニア州)らは、キャンパス内での反ユダヤ主義や安全性への懸念に対する同学長の対応を理由に挙げた。
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原題:Columbia Defies Call for Shafik’s Ouster After Protests (1)(抜粋)
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Janet Lorin, Sana Pashankar