LEONの人気スタイリストが伝授する、ちょいエロなシャツの着こなし
このシルクシャツに合わせるなら、パンツはダークカラーが良いと吉野さん。ブラックのウールスラックスが非常にシックでドレッシーな印象です。 「パンツもシャツのテンションに合わせてやや緩めのフィットを選んでいます。パツパツな細身を選んでしまうと、エロが前面に出すぎてしまうので要注意。色気を主張したい時ほど、控えめに抑える部分を意識的に設けるのがオトナの節度だと思います」(吉野)
適度なゆったり感でエロは急がずじんわりと
なるほど。はやる心を抑えて、安心材料を撒き餌にすることを忘れちゃイケナイということですね。実に参考になりますね。そしてお次は足元のこなし。当然それにもベテランスタイリストらしいチョイスがあるようです。 「やっぱりシャツ一点だけだと、こちらの意図が伝わらず空振りに終わる可能性があるもの。ヌーディなポイントを作るという意味で、グルカサンダルは理想の一足と言えるでしょう。同じ素足系でもカジュアルなサンダルだと、やはり砕けすぎ。自然に素足のチラ見せができつつ、本格シューズのシックさを兼備するグルカは、オトナのための一足なのです」(吉野)
さすが、トータルで魅せるテクを持つスタイリストは、細部にも抜かりがありません。……と思ったら、さらにダメ押しの一手があるとのこと。ふむ、コレは実に興味深い。
小物や仕草を駆使して艶っぽさを援護射撃
「ときどき変化を演じてあげるのも、ギャップ作りではありませんが、相手の気を引く切っ掛けになると思います。たとえば食事やバーのシーンなど。時おり眼鏡を外しフレームをイジって間をもたせてみたり、髪を無造作にかき上げるなどはちょっとしたアクションになります。一例にすぎませんが、眼鏡をカチューシャ代わりに使って顔回りに変化を付けるのもひとつの手」(吉野)
「その時、細身のメタルフレームだとヘアを固定するキープ力に若干の問題が生じます。対して太枠眼鏡だと、きっちりホールドできるのでオススメですね。また、クラシックなダークフレームは少し知的に見えるところもリコメンドの理由。押しの要素と引きの要素。この駆け引きを十分に駆使してこそ、オトナのスタイルではないでしょうか(笑)」(吉野)