ゴミ分別の意外な盲点!ペットボトルの口のリング、段ボールの巨大ホチキス…外すべきか否か
■ 取り除きにくいホチキスはそのままでOK また、雑誌類だけではなく、プレゼン資料などの書類をとめているホチキスの針もそのまま紙ゴミに出して基本的にOKだ。雑誌類のホチキスは外すのが難しいのでそのまま古紙回収に出すのが一般的だろうが、書類のホチキスは頑張って外している人を見かけることがある。 だがホチキスは、古紙を再生過程で溶解したときに残りかすとして出てくるため、そのままでも大丈夫。ただし、自治体などの事情によっては簡単に外せるのであれば外しておくことが推奨される場合もあるようだ。 ゴミの分別では、なるべくスムーズにリサイクルできるよう、分別のために外せるものは外しておくことが推奨されている。異物として取り除くものが少なければ少ないほど、より良いリサイクルやコストの削減につながるからだ。
■ 容器包装プラスチックは軽く洗おう 最後に、多くの人が「プラ」ゴミと聞いて思い浮かべる食品などに使われる「容器包装プラスチック」についての注意点。納豆やマヨネーズ、お弁当の容器などは汚れたままだとリサイクルできない。基本的に、汚れは水ですすいでから出す必要がある。 とはいえ、洗剤を使って徹底的に洗う必要はなく、目で見て汚れが残っていない程度なら大丈夫だ。 また、お惣菜のプラ容器などについている成分表示のシールなどについては、剥がせるもの剥がす、といった程度で基本的には大丈夫だ。完全に剥がそうと神経質になることはない。前出のマシンガンズ滝沢さんもXで「出来るだけで大丈夫です」とコメントしている。 お惣菜プラ容器のシールはどのくらい剥がせばいいかわからないでしょ? おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。答えは出来るだけで大丈夫です。剥がれなかったシールはリサイクルする時に熱で無くなります。ただ全く剥がさないと機械が容器の種類を判別できないので、極力剥がして欲しいとのことで… pic.twitter.com/TnjwePx15z ― マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) October 26, 2023 細かなルールに頭がこんがらがりそうなゴミの分別だが、「やるべきところ」と「やらなくてもいいところ」を理解していれば分別のハードルが下がり、リサイクルの促進につながるのではないだろうか。 分別のルールはそれぞれの自治体ごとに異なるため、詳細についてはお住まいの自治体のウェブサイトなどを確認してください。
杉原 健治