Matt「父・桑田真澄から芸能活動のアドバイスは『週に1回以上はテレビに出るな』。今後はナチュラルメイクで自分を魅せる」
「金管楽器」「打楽器」「ダンサー/パフォーマー」で構成され、それぞれが驚異的な演奏と技術を披露する世界的ロングランのエンターテイメント『blast ブラスト!』がこの夏、来日します。スペシャルサポーターに選ばれたのは美容家にして音楽家のMatt Roseさん。 今、メディアに引っ張りだこのMattさんは、1994年に元プロ野球選手の桑田真澄さんの次男として生まれました。マネージャーである母と二人三脚で、タレント・音楽家として活躍しています。幼い頃から音楽に親しんでこられたというMattさん。父とはまったく違う道を切り拓いた人生の軌跡について伺いました。(構成◎岡宗真由子) 【写真】Mattさんのテレビ出演のきっかけになった、ジョーカーのコスプレ * * * * * * * ◆芸能界に疎かった 昔から今にかけて僕も、僕の母も、タレント活動に関してはゼロ営業。この番組に出させてください、とお願いしたことはありません。最初から現場には母が付き添ってくれていたので、今も昔も母が僕の専属マネージャーです。 親子して芸能界の掟について疎かったので、失敗もありました。テレビ番組は、スポンサーがいる関係で裏番組に出てはいけないというのが業界の常識。 ところが、オンエア日を確認することなく収録に臨んでしまい、結果的に3局で同時に出演させていただいた日がありまして……方々からものすごくお叱りをいただきました。あれからは、放送日というものを母も厳重にチェックするようになりました。 一方、父からのアドバイスは「週に1回以上はテレビに出るな」。飽きられてしまうから、という理由です。ところが1日に3番組に出て怒られているわけですから、呆れてしまいますよね。(笑)
◆家族4人、みんな仲がいい 父は本当に人が良いです。母と僕は家族だけになると、すぐに二人で人の陰口や愚痴を言い合ってしまうのですが、それに対して父は「あの人にもいいところがある」と言って水をさしてくる。 その言い分は分かるんですけど、直接噛みついているわけでもないし、「そこは共感してよ」と思うのが僕と母。兄は父と似ていて人のことを悪く言うことがない人です。僕ら家族は、だいたい性格や生活のリズム、好き嫌いなどが、“母と僕”が似ていて、“父と兄”がそれぞれ似ている感じです。でもみんな仲はいいんです。 ただ僕は嫌なのに、母と兄が意気投合して賛成していることが一つありまして、困っています。それは……落とし穴のドッキリ企画!バラエティの企画として今も昔も人気ですよね。でも僕は3時間かけてお顔を作り込んでいるので、それ以上真っ白になる姿なんて絶対見せたくない! でも母と兄が密かにそんな仕事を受けようとしていた形跡がありました。怪しい雰囲気に気づいた僕は、会社のメールのパスワードをなんとか解除して、事前に阻止したんです。それから二人には「落とし穴だけは絶対にダメ!」と伝えていますが……どうなることやら。(笑) とにかく自由に育てられた僕には反抗期というものがなく、強いていうなら今が反抗期かなと母に言われています。落とし穴以外でも、母が受けようとしている仕事を、僕が断ったりすることがあるもので……。でも実際はどちらが主導権を握っているわけではなく、ファンの方の声も参考にしながら、迷った時は母と話し合って受ける仕事を決めることにしています。
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