市場縮小が止まらないバイク市場、メーカーが見据える未来とは
今回の取材で、世界的な市場縮小という課題に立ち向かうバイクメーカーは、バイクが本来持つリスクを軽減するための新たな技術の開発や、未来のモビリティ社会を見据えた研究開発を推進していることがわかりました。日本のバイクメーカーは今まで世界のバイク市場を牽引してきましたが、その市場の在り方そのものを再定義して未来へと導く役割も今後日本のバイクメーカーが担っていくことになるのではないでしょうか。 「市場縮小という現状は、ホンダ、カワサキ、スズキも含めて業界全体として取り組まなければならない課題です。私たちヤマハもLMWテクノロジーや自動運転技術などを磨いて、消費者に新しいバイクの可能性を提案していきたいです」(辻井さん)。 (取材・執筆:井口裕右/オフィスライトフォーワン)