【40代・50代の睡眠改革】ジメジメした時季だからこそ、やっておきたい寝室の手入れとは?
快眠コンシェルジュのヨシダヨウコさんが「質の良い睡眠」を得るためのTipsを教えてくれるOurAge連載「ニッポンマダムの睡眠改革 」。今回話してくれたのは「ベッド下のホコリを一網打尽にする方法」だ。ジメジメした時季だからこそ、やっておきたい寝室の手入れとは? 「『うわっ、すごいホコリ! なんでここに1円玉?』 天気の良い、ある晴れた日の寝室での私のつぶやきです。 例年よりかなり遅れてからの梅雨入りでしたが、何か対策はされていらっしゃいますか? もし、まだでしたら天気の良い日を見計らって、まずはベッド下の掃除をしてみてください」(ヨシダヨウコさん)
ベッド下のホコリを一網打尽にする方法
「ベッド下に普段使わないものを入れている場合には、まずは全部取り出して、床が見える状態にしてください。 ベッド下には意外とホコリが溜まっています。我が家の場合はそのホコリをまとめて一網打尽にしたいので、ベッド下のスノコと床の間にクシャっとした新聞紙を数枚入れています。 するとその凹凸のある表面にたくさんホコリがつきますから、そのままクルクルと丸めてポイ! そして同時に多少なりとも湿気を吸う効果を期待しています。 新聞紙を捨てた後は床掃除です。ホコリを吸い取り、さらに床を磨きます。こまめに掃除できる場所でもないので、丁寧に拭き上げてから除菌もしておきます。この後は床を少し風に当てておきましょう。そのためにも天気の良い日の作業がいいですね。 と、同時にマットレスも両面しっかり掃除機をかけて、立て掛けて風に当てておきます。ベッドにもよりますが、スノコになっているものは全部、やはりホコリや汚れなどを拭き掃除して、しっかり乾いた状態にしておくとなお良し」 ホコリや汚れをそのままにしておくとダニやカビの温床になりかねないとヨシダさんは続ける。 「ベッドは人の髪やフケなども溜まりやすいですから、ダニなどにとっては最も住みやすい場所になります。さらにこのジメジメした時季には急激に繁殖しますから、アレルゲンにしないためにも一気に片付けてしまいましょう。 気持ちよく乾いた感じがしたら、また新しい新聞紙をクシャっとしてセットしていきます。全部終わると不思議なくらい気持ちまでスッキリして、よく眠れるような寝室になりますよ。 風水でも寝室は、夜の陰の気が溜まりやすい場所になりますから、普段から朝は窓を開けて風を通して換気をよくしておきたいものです。 ジメジメした時季だからこそ、気分よく眠り、健やかにお過ごしくださいね。では、今宵も良い眠りを」
【話してくれたのは】 ヨシダヨウコさん ネムリノチカラ代表。快眠コンシェルジュ。日本睡眠学会正会員。寝具店の娘として生まれ、心地よい睡眠を幼児期より体験するが、社会人になりたての頃、働きすぎで体調を崩す。また、実母の介護生活からも睡眠の重要性を再認識する。 漢方、発酵食、アロマ、呼吸、瞑想、ストレッチなどを取り入れ、日々「質の良い睡眠」を探求しながら、各方面へ発信中。代表を務めるネムリノチカラでは、企業の健康経営セミナーや個人の睡眠相談に応じるなど、睡眠全般についてのサポートを行っている。著書に『眠りのチカラ タイプ別睡眠改善&リッチ睡眠TIPS 101』(みらいパブリッシング)がある。