飛騨高山・久々野特産リンゴのアップルパイ製造最盛期 甘い香り、道の駅で販売
岐阜県高山市久々野町特産のリンゴをふんだんに使ったアップルパイ作りが、同町無数河の久々野特産品加工場で最盛期を迎えている。アップルパイは同町渚の道の駅「飛騨街道なぎさ」で販売。年内は予約で売約済みになるほどの人気商品で、冬の名物となっている。販売は来年2月2日まで。 道の駅がオープンした直後の2000年から、毎年期間限定で販売している。アップルパイは、地元の果樹農家の女性でつくる「果りん桃(かりんとう)クラブ」のメンバーらによる手作り。グラニュー糖で煮詰めたリンゴ「ふじ」を4個以上たっぷり使ってパイ生地で包み、200度前後で約30分かけて焼き上げる。 27日は予約販売分約200個の焼き上げ作業に追われ、加工場内はリンゴとパイ生地が焼けた甘く香ばしい香りに包まれていた。同クラブ代表の青木真澄さん(74)は「甘いだけじゃなく程よい酸味があっておいしいリンゴをたくさん使っている。ぜひ食べてみてほしい」と話す。 1個2500円。予約は来年1月5日以降の販売分を受け付ける。申し込み、問い合わせは同道の駅、電話0577(52)4100。
岐阜新聞社