【MLB】レンジャーズのブルペン補強が続く ベテラン右腕のアームストロングと単年のメジャー契約で合意
日本時間12月24日、レンジャーズのクリス・ヤング編成本部長は9月下旬にカブスを解雇されてFAとなっていたベテラン救援右腕のショーン・アームストロングと単年のメジャー契約を結んだことを発表した。レンジャーズは今オフ、複数の主力リリーバーがFAとなり、ブルペンの立て直しが急務に。ここまでホビー・ミルナー、ジェイコブ・ウェブ、ロバート・ガルシアらを獲得しているが、それに続くブルペン補強となった。なお、ロースターの枠を空けるために26歳の若手捕手サム・ハフがDFAとなっている。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在34歳のアームストロングはメジャー10年間で通算299試合(うち16先発)に登板しているベテラン右腕。昨季はレイズで39試合に登板して防御率1.38と安定感抜群のパフォーマンスを見せた。今季はレイズで開幕を迎えたあと、夏場のトレード・デッドラインでカージナルスへ移籍したが、1ヶ月後には戦力外となり、ウエーバーでカブスへ移籍。しかし、カブスでも結果を残せず、シーズン終了を待たずに解雇された。結局、今季は3球団合計で自己最多の57試合に登板したものの、3勝3敗1セーブ、5ホールド、防御率4.86に終わっている。 レンジャーズは今オフ、抑えのカービー・イェーツを筆頭に、デービッド・ロバートソン、ホセ・レクラーク、ホセ・ウレーニャ、アンドリュー・チェイフィンと多くの主力リリーバーがFAに。ブルペンの立て直しが急務となり、メジャー未経験のルイス・カーベロとメジャー契約を結んだほか、FAではミルナー、ウェブ、アームストロング、トレードではガルシアを補強し、リリーバーの頭数を揃えている。 2年ぶりの王座奪還に向け、ブルペン以外にも着実に補強を進めており、ネイサン・イオバルディと再契約を結んだほか、FAではジョク・ピーダーソンやカイル・ヒガシオカ、トレードではジェイク・バーガーを獲得。2023年に球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げながらも今季は借金6の地区3位に沈んだレンジャーズが「逆襲」への準備を着々と整えている。