「1年経ったらちょっと楽しめるようになった」 石川・輪島市内の6小学校が仮設校舎で合同始業式
8日から石川県内15の市や町の公立小中学校で3学期がスタートしました。地震の影響が残る輪島市の6つの小学校は仮設校舎で合同の始業式を行いました。 【写真を見る】「1年経ったらちょっと楽しめるようになった」 石川・輪島市内の6小学校が仮設校舎で合同始業式 冬休みが明け、輪島市内6つの小学校の児童合わせて407人が仮設校舎に登校し合同で始業式が行われました。 6校を代表して鳳至小学校と鵠巣小学校の山岸多鶴子校長が「周りの人と自分のことを大切にして無限の可能性を最大限発揮し、みんなで力を高めていく3学期にしてほしい」と児童らに呼びかけました。 児童の中には3学期のスタートに合わせて金沢市から輪島市に帰ってきた子どももいるということです。 児童「(3学期の目標は?)テストで90点以上取る!」 式を終え、教室に戻ると子どもたちは元気いっぱいです。 児童「バスケのウィンターカップを見に行って、あと原宿に行った」「いとことゲーム」 去年とは違い、冬休みを目いっぱい楽しんだようです。 児童「地震きたときは怖くてあまり冬休みが楽しめなかったけど、1年経ったらちょっと楽しめるようになった。安全で楽しく暮らせる輪島市になってほしい」 地震の発生から不安な気持ちで過ごしてきた子どもたちですが、今年は笑顔でいられる時間が少しでも増えることを学校関係者は願っています。
北陸放送