子供にイラッとしたとき救われる言葉集 23年間現場にいた元教師語る【テレビ寺子屋】
子育てをしていると、余裕がなくなってついイライラしてしまうことがあると思います。そんなときに思い出すと、気持ちが楽になるかもしれない「しあわせ親子の言葉集」を教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんが教えてくれました。 【テレビ寺子屋】親は何のために叱る?子供が伸びる「しつけないしつけ方」
テレビ静岡で6月30日に放送されたテレビ寺子屋では、公立の小学校で23年間教師を務めた親野智可等さんが、子育ての不安が軽減される言葉とそのポイントについて語りました。
◆子供がもっとかわいくなる言葉
教育評論家・親野智可等さん: 「しあわせ親子の言葉集」ということで、お父さん、お母さんの不安がスーッと消える、気持ちが楽になるような言葉を紹介します。 『子どもの靴下をはかせてあげる ボタンをはめてあげる ご飯をよそってあげる 髪をとかしてあげる 丸つけをしてあげる あと何回できるのかな?』 子育てはやることが山ほどあります。親も元気なときはいいですが、疲れていることもありますよね。なかなか笑顔でできないこともありますが、エンドレスではなくいずれ終わる時が来て、いつの間にか「最後の一回」というのがあるわけです。 してあげられる時をエンジョイしてやってあげてほしいなと思います。
◆「叱ってばかり」がなくなる言葉
『子育てで いつも笑顔でいるのは無理 イライラするなと言っても無理 ただし 自分のイライラに気づいていることは大事 気づいていれば 子どもにぶつけずにすむ』 そうは言っても大人だってイライラすることはあって、いつも笑顔でいるのは難しいですよね。ただ、「イラッとしたな」と自分で気づくと、「イライラ」にまでいかず、「イラ」で終わります。 大事なのは、自分をもう一人の自分が客観的に見ている「メタ認知」、「自分は今こういう状態だ」と認識しているということです。すると飲み込まれなくて済みます。 イラッとした瞬間に自分で気づかないと、そのまま切れて叱りつけてしまったりということになってしまうわけです。とりあえず深呼吸してみるとか、ちょっとだけ間を空けてみてください。