カブス・ベリンジャーのヤンキース移籍が暗礁に「トレード交渉が行き詰まっている」と米誌報道「両チームが妥協点を見つけられるなら…」
一時は合意間近とも報じられたコディ・ベリンジャー(シカゴ・カブス)のニューヨーク・ヤンキースへのトレード移籍交渉が、暗礁に乗り上げているようだ。米誌『Sports Illustrated』でカブスを担当するブラッド・ワカイ記者が伝えた。 【画像&動画】大谷翔平がマサチューセッツ州ボストンのニューバランス社を訪問 「ベリンジャーのトレードに関して、カブスとヤンキースの間で何かが解決しそうだったが、交渉は行き詰っている。『New York Post』紙のジョン・ヘイマン記者によると、“もはや、誰が先に譲歩するのか”という状況のようで、とりわけ金銭面の部分がネックになっているという」 カブスはオフシーズンに入って、ベリンジャーを他球団にトレードさせようと躍起になっていた。そこに現われたのが、ヤンキースだった。ヤンキースは争奪戦の末に外野手フアン・ソトを取り逃したため、代わりとなる打者の補強を模索。一塁手アンソニー・リゾと二塁手のグレイバー・トーレスがFAで退団しており、外野も一塁手も担えるベリンジャーが格好のターゲットとなっていた。 カブスとベリンジャーの契約は、2025年に2750万ドル(約42億円)、26年に2500万ドル(約38億円)の選手オプションが付与されている。ヤンキースとの交渉のなかで、ベリンジャーの年俸の一部を負担するような話になっているようなら、給与削減を目指すカブスにとって放出する意味が小さくなってしまう。 「カブスがベリンジャーを手放すのは財政的制約のためだ。ただ、カブスがカイル・タッカーをトレードで獲得した際も、ヒューストン・アストロズとの交渉は一時的に停滞したことも指摘しておくべき。カブスとヤンキースが妥協点を見つけられれば、最終的にベリンジャーがニューヨークに移籍する可能性もある」 はたしてカブスは有利な条件で、ベリンジャーを放出することができるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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