【大雪情報】鳥取市で10センチ超の積雪…鳥取砂丘は「ホワイト砂丘」に変貌 山地で大雪に注意
山陰中央テレビ
今シーズン最も強い寒気の影響で、10日の山陰地方は鳥取市など鳥取県の平地でも大雪になりました。強い寒気のピークは過ぎましたが、11日午前にかけてさらに雪が降る見込みで、大雪などに引き続き注意が必要です。 鳥取市では午前9時の時点で積雪12センチを記録。9日夜から10日朝にかけ、急激に降り方が強まり、積雪が一気に増えました。雪の影響で夜が明けてからも車はヘッドライトをつけて走行。9日までとは一転した雪道に、職場や学校へ向かう人たちは足元を気にしながら慎重に歩いていました。 市民: びっくりしました、めっちゃ積もっていて。ふわふわの雪なのでこけないですけど、怖いですねこけそうで。 市民: これからまた降るかもしれないから気を付けたい。 冷え込みも厳しく、鳥取や米子で今シーズン最も低い最低気温、氷点下2.9℃を記録しました。 こちらは鳥取市郊外の様子、市街地よりもさらに積雪が多く、身を切るような寒さの中、懸命に学校へ向かう児童達の姿が見られました。 また鳥取市ではこの時期ならではこんな風景も…。 杉谷紡生記者: 観光客が登っているのは雪山ではありません。ここ鳥取砂丘でも雪が積もって一面銀世界となっています。 積雪は約10センチ、ふだんとはまったく違う白い砂丘が出現しました。400メートル ほど歩いて海抜約50メートルの「馬の背」と呼ばれる丘を目指した観光客も…。 観光客:Qイメージと違ったのでは? そうですね。景色が雪なので。途中でギブアップして帰ってきました。スキーがしやすそうだと思いました。 最強寒波がもたらした、今だけの特別な砂丘の風景を楽しんでいました。 一方、松江市では…。 櫃田優果記者: 松江市街地でもうっすらと雪が積もっていて、風が吹くとさらに体感温度が低く感じます。歩道には所々に雪が残っていて、滑りやくなっています。 午前9時の時点の積雪は1センチ、今シーズン初めての積雪を記録しました。国宝の松江城天守も雪化粧です。 観光客: 寒いです。使い捨てカイロを持っているけど寒いです。 日中も断続的に雪が降り、時折降り方が強まりました。 坂西美香アナウンサー: さきほどからかなり強く吹雪いてきました。時折体に打ち付けるほどの吹雪となっています。そして視界も悪く50メートル先はほぼ見えない状態となっています。 今回の強い寒波、山間部にも今シーズン最も多い積雪をもたらしています。 福島睦アナウンサー: 午前10時の奥出雲町横田です。風はほとんどないのですが、断続的に雪が降っていて、私のすねが埋まるくらい雪が積もっています。こちら道路標識なのですが、雪が積もって見えなくなってしまっているものもあります。 奥出雲町では午後3時の時点で積雪が41センチに達しました。9日夕方から倍に増えました。車の屋根にも雪がこんもり…住民は雪かきに追われていました。 住民: Q、何時くらいから雪かきを? けさ5時くらいからやっていたけどやれませんわ、年を取ってからは。体にこたえますね、腰が痛いですよ。 山間部ではこのほか、飯南で48センチ、大山で109センチなど、各地で今シーズン最多の積雪量を更新しました。 福島睦アナウンサー: こちら雲南市ですが、雪の重さで折れ曲がった竹が、私のいる歩道を通り超えて車道にまではみ出しています。 この大雪で注意が必要なのが、着雪による被害です。島根県東部や鳥取県では11日午前にかけて雪が降りやすい状態が続き、、雪の重みで木や竹が倒れたり、電線などが切断されたりする被害にも注意が必要です。
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