始めて見た日から「プロトタイプ」レプリカに心酔!? 「スーパーカブ110・60周年アニバーサリーモデル」をベースにしたカスタムワールド
スーパーカブの誕生は昭和33年=1958年でした
東京六大学野球のスーパースター、長嶋茂雄選手が読売巨人軍に入団したのが昭和33年、1958年のことでした。映画「三丁目の夕日」で登場した、建設中の東京タワーが後に完成したのも同年です。 【画像】ホンダ「スーパーカブ110・60周年アニバーサリーモデル」改「累計1億台突破記念仕様車」を画像で見る(17枚) そんな記念すべき昭和33年、バイク業界でも大きな出来事がありました。それは、日本が誇る、後の世界戦略モデルへと大成長した、ホンダスーパーカブの初代モデルである「スーパーカブC100」が発売されたことです。
当時のホンダ車は、排気量呼称ではなく「モデル型式が車名」になることが多かったため、車名C100とは言え、排気量は50ccの原付一種モデルです。当時の原付免許は許可書制で、満14歳になると取得できました。
C100の登場よりも1年早い1957年には、排気量250ccで「神社仏閣スタイル」と呼ばれて人気を博した、ドリームC70(ナナマルと呼ばれた)が登場しました。後にC70は、モデルチェンジでC71(ナナイチ)へと進化。 路面電車の軌道枠内を走れる自動二輪モデルとしては、排気量305ccのC75→C76(ナナゴー→ナナロク)が発売されました。当時のホンダ製バイクは、最大排気量モデルが305ccの時代でした。
そんなスーパーカブC100の登場から60年に当たる2018年には、スーパーカブの60周年限定モデルが登場しました。 過去にもスーパーカブは、事ある毎に限定モデルを発表発売し、生誕50周年の年には、初代C100をイメージした、ボディカラーにマルエムブルーを採用した記念モデルも発売しています。先日発表され、2024年11月24日まで受注していたスーパーカブ50“ファイナルエディション”は、免許制度変更に伴い、50ccのスーパーカブとしては最終モデル=限定車として発売されました。
モーターショー参考出品車の「ゴールドフレーク」を再現したい!!
何らかの事柄に対して、強い思い入れを持つバイクファンは数多くいると思います。ここに紹介するスーパーカブのカスタム車オーナーさん(プロペインターが本職)兼、車両製作担当者さんも、まさにそんなひとりでした。