ToDoリストをアプリ→紙に切り替えて感じた5つメリットと、それでもデジタルが活躍するシーン
5. 紙のToDoリストと日記を相互参照できる
2019年後半から、ほとんど毎日のように日記をつけています。 これは、自分を向上させるために生活に取り入れた習慣の中でも、もっとも大きな影響を与えてくれたものだと思います。 人生のある時点で、自分が考えたことや感じたことを確認し、なぜそうなったのかを理解できるのが、日記の一番好きなところです。 これは予想していなかったことですが、紙のToDoリストを使うことで日記の習慣にも直接的なメリットがありました。 デジタルのToDoリストを使っていると、終わったタスクはアーカイブで見ることになります。ですが、正直言って、アーカイブをチェックしたことはありません。つまり、画面から消えてしまったあとは、そのタスクについて気に留めなくなります。 ここには2つ問題があります。 1つ目は、効果的にタスクをこなしたのかがわかりません。 2つ目は、タスクを完了していなくても、チェックして消してしまうのがはるかに簡単です。紙のToDoリストでも同じことができますが、自分で誤魔化した事実を眼の前に突きつけられます。 今は、ToDoリストを使って、その時自分の人生に起こっていたことを調べることも可能です。さらに、自分で決めた目標に対して、より効果的に動くことができます。
どんな時にデジタルのToDoリストが必要か?
ここまで読めば、私には紙のToDoリストのほうが合っているというのは明らかでしょう。 しかし、私がToDoリストのアプリを否定しようとしているわけではありません。多くの人の生活や人生において、デジタルのToDoリストは実際に役に立っていると思います。 ここでは、デジタルのToDoリストを使ったほうがいいと思うケースを3つ上げてみましょう。 1. 生活のあらゆる分野でToDoリストを作成したい場合 生活のそれぞれの分野を管理できるというのが、私がToDoリストアプリ「Things 3」を高く評価している理由の1つです。これまで試したほかの何よりも、分類がとてもシンプルで革新的でした。 ToDoリストが、仕事や勉強など1つの分野に限らない場合は、デジタルのToDoリストを使うといいと思います。 もしくは、プライベートの生活はデジタルのToDoリストを使い、仕事に関するタスクは紙のToDoリストを使うというのもありです。 「TickTick」でタスクを管理するのも1つの手でしょう。 2.忘れっぽい人の場合 雑事となると、私は驚くほど忘れっぽくなります。 昔は、自分は忘れっぽい人間だと話していましたが、ある時点からそれが本当に嫌になって、解決法を探しました。 仕事関連のタスクではデジタルのToDoリストを使いたくありませんが、雑事や用事をこなすのには非常に便利。 土曜日にいろいろとやることがある場合(例:髪を切ったり、買い物をするなど)、それをスマホのデジタルのToDoリストに入れておけば、やることを忘れていないか確認するのにピッタリです。 私は大体「Todoist」にタスクを入れて、そのウィジェットを追加しています。「Todoist」では、毎週ある用事の場合、繰り返しのタスクとして設定することもできます。 同じく、私は紙の買い物リストも使っていません。必要なものはAppleの「メモ」アプリに書いています。 3.サブタスクを複数追加したい場合 紙のToDoリストの限界は、複数のサブタスクを追加するのが難しいことです。 ですから、大きなプロジェクトや仕事に取り組んでいる場合などは、デジタルのToDoリストを使った方がいいでしょう。 私の使い方を例として上げると、「Things 3」のようなツールを使って、1カ月や長期の仕事でやるべきことを管理するのがおすすめです。それを毎日やるべきことに分解して、紙のToDoリストで管理することができます。そうすると、全体の概要がより掴みやすいです。 デジタルのToDoリストにも活躍の場はありますが、私は紙のToDoリストを使いはじめて仕事の生産性が上がり、とても幸せです。 すべての人に合うかはわかりませんが、私には間違いなく紙のToDoリストが合っています。 Original Article: I Switched From Digital to Paper To-Do Lists for a Month: I'm Sticking With Paper by MakeUseOf
的野裕子