【衆院選】有権者の声は?「裏金は国民感情を逆なで」「物価高抑えて」「賃上げを」 自民に逆風 一方、野党は候補一本化が不成立の選挙区も
衆議院選挙が公示され、12日間の選挙戦が始まりました。長野県内5つの小選挙区にはこれまでに13人が立候補しています。記者解説です。 今回の顔ぶれ・構図はどう見ていますか? 記者: 「『裏金問題』で自民に逆風が吹く中、長野県内の小選挙区では立憲と共産の一本化がどこまでできるかが一つの注目点でした。 当初は、3区・4区・5区で競合する可能性がありましたが公示目前に3区と4区で一本化が成立し、与野党一騎打ちとなりました。 一方、5区は一本化がまとまらず、立憲と共産で反自民の票を奪い合う構図となりました。 1区と2区には維新も立候補しています。自民と立憲の候補に対しどれだけ存在感を示せるかが鍵となりそうです」
スタートした12日間の選挙戦。有権者は政治に何を求め、どんな政策に期待を寄せているのでしょうか。街で聞きました。 70代・主婦: 「気になるのはお米がないとか、主婦なので。やっといっぱい並ぶようになりましたけど、物価高を抑えてくださる人がいるといい」 80代・無職: 「やっぱり経済だよね。物価高はある程度しょうがないよね。もう少し(賃金が)追いついてくれば、楽なんじゃないかな。賃上げができる状態になれば一番いい」 40代・求職中: 「失業者対策。特にわれわれ氷河期世代の就職支援対策とかを盛り込んでほしいですね」 30代・主婦: 「日々、子どもが安心に、心配なく暮らしていけるような、先のことをあまり心配せずに生活できていけると。そこら辺のサポートがあるとうれしい」 20代・専門学校生: 「自分たちがもっと稼げるでもいいし、自分たちの所得に対してもうちょっとプラスの考えを持っている方々に投票したい」 50代・会社員: 「本当は選択的夫婦別姓を一番気にしていたんですけど、そういうふうに(名前で)困っている人がいるのに、やらない姿はどうかなと」 40代・会社員: 「裏金の話はだいぶ国民感情を逆なでしちゃったので、そこが争点になる。感情的なところが結果に出てくるんじゃないか。クリーンにやってほしい」 40代・パート: 「保育料無償化は最近なったと思うんですけど、そこを担う世代の部分も力を入れてくれたらうれしい」 裏金問題の他に、物価高や賃金など生活に直結する問題への関心が高いようです。衆院選は27日投開票です。
長野放送