川崎のゴール下を支配する新戦力、サッシャ・キリヤ・ジョーンズ「Bリーグは世界で最もフィジカルなリーグ」
永遠のライバル、仲の良い選手は鎌田裕也!?
211cmのサイズと機動力を備えるジョーンズは、現在4試合連続で2ブロック以上と、ショットブロッカーとして大きなインパクトを残している。だが、「思った以上にフィジカルです。NBA、Gリーグ、ユーローリーグとあって、いろいろと意見があると思いますが、僕にとってBリーグは世界で最もフィジカルなリーグです」と、想像以上にゴール下の肉弾戦はタフだと語った。 Bリーグに初めて来た選手は、世界的に見ても稀な連戦が日常的なスケジュールに適応しなければならない。特に川崎はアップテンポなスタイルを指向しているだけに、ビッグマンのジョーンズにとっては大きな負荷がかかる。「とても疲れました」と試合後に率直な気持ちを明かしたが、同時に適応に自信を見せる。「すでに僕の身体はアジャストしてきています。プレシーズンの時に比べたら、連戦に身体は慣れていると思います。もちろん完璧にアジャストするのには時間はかかりますが、徐々に良くなっています」 余談ではあるが、川崎の公式HPに掲載されている自身の紹介ページにおいて、永遠のライバル、仲の良い選手の回答としてそれぞれ鎌田裕也を挙げている。まだ鎌田と出会ってから数カ月しか経っていないが、ジョーンズは鎌田の人柄や彼の寡黙なところに惹かれ、一緒に過ごして居心地の良さを感じていると明かす。 「鎌田はイカしたヤツです(He is Cool Dude)。他人についてあれこれ干渉してこなくて、常に落ち着いた雰囲気でいるのが好きです。朝、僕が『おはよう』と言ったら鎌田も『おはよう』と返す。練習で僕がファウルをして『ごめん』って言ったら、彼は『OK』というだけ。この寡黙なところがクールです。そして練習ではいつも対戦しているけど、彼はチームにエナジーをもたらしてくれています」 そして、チームメートだけでなく川崎ファンの熱いサポートにも感銘を受けている。「勝ち負けに関係なく熱心に応援してくれていて、試合が終わってコートを去る時まで残ってくれます。アウェーの名古屋でも川崎のファンがいてくれたのは素晴らしいです。とどろきアリーナは、これまでで最もプレーするのが好きな会場になっています」 まだ6試合を終えただけだが、ジョーンズのパフォーマンスはこれまでで最も良かった。「今、自分の役割や、どのようにこのリーグに適応していくのかを模索しているところです。その中で僕にとっても大きなステップアップの試合となりました」と語るように、さらなる躍進のきっかけをつかむ一戦となった。
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