子どもの“教育”のため、家族4人で海外移住。金銭面で直面した“思わぬ落とし穴”とは
こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。 近年、我が子のためにより良い教育環境を求め、家族で海外に移り住む「教育移住」に注目が集まっています。とはいえ、海外に生活拠点を移すとなると、仕事やお金の問題は無視できません。リモート勤務が増えたとはいえ、企業によっては、海外在住でのリモート勤務を許していないケースも多いとか。 【マンガ】ねこ田さんのマレーシア移住マンガを読む こうした問題を乗り越え、2023年12月からマレーシアのペナン島で生活をしているのが、今回お話を聞いたねこ田さんです。ねこ田さんは、自身のInstagram(@necolife_penang)で移住の経緯やマレーシアでの生活のようすを漫画で紹介しています。 夫婦は、約半年の準備期間で渡航されたとのことですが、お金と仕事の問題はどう解決していったのでしょう。
移住のために夫婦は退職&転職!ねこ田家的キャリアの考え方
もともと、夫婦はともにゲームのデザイナーとして働いていました。ねこ田さんは出産後もフルタイム勤務を継続していたため、コロナ以前はかなり激務だったとか。そこからコロナ禍となり在宅勤務へと切り替わり、改めて自分の働き方や子どもとの接し方、時間の使い方などを見返す時期に突入しました。 その流れで海外教育移住を決めたわけですが、移住のタイミングでねこ田さんは会社を退職。旦那さんは海外からのリモート勤務の許可が下りる同業種へと転職をしたといいます。 一般的に、複数の大きな環境変化が同時に起きることは、精神的な負担もかかるため避けた方がいいといわれています。居住地と仕事の変化が同時に来ることは負担も大きそうですが、実際のところはどうなのでしょう。 「転職と移住を同時に行うことのリスクは、そこまで考えていませんでしたし、現時点での体感としても、あまり負担が増えたようには感じていません。夫はゲーム業界内の同職種での転職ですし、この業界は別の会社に移っても、基本的にやることは同じです。海外でのフルリモート勤務が2年という期限も(夫はデジタルノマドビザという最大2年まで延長可能なビザで滞在中)、夫の気持ちが続く理由かもしれません。 私はというと、当初は渡航のタイミングで現地採用の仕事を探して働くつもりでした。しかし移住の理由の一つは、生活を変えて子どもと向き合う時間をしっかり取ることだったので、共働きが継続するとそれが叶わないと感じ、やめました。現在は、一旦キャリアを中断し子どものサポートをしながら専業主婦をやっていますが、帰国後は、もう一度同業種での就職活動を行う予定です」